毎月の終わりに一度、田舎から引っ越してきて東京に暮らす筆者が最近感じたことをまとめたエッセイと趣味の写真なんかをまとめた 「東京ぐらし」。
今年は色々あって、人生初の就活とかBuzzFeedでのインターンシップ。それに休学とかコロナとか…振り返れば、何かと濃い1年になりました。そんな訳で、今年最後の「月刊 東京ぐらし」は今年1年の色々をまとめていきたいと思います。
今月のいろいろ
今年もありがとうございました
社会の荒波へ半歩前進
1年をまとめるのに1記事では足りないわけで…そこで、個人的に記憶に残ったシーンを厳選してまとめていきたい。
一番最初に脳裏に浮かんだのが紀尾井町のオフィス街。ここにある東京ガーデンテラス紀尾井町に入る会社がインターンとして参加している「BuzzFeedJapan」だ。
都心にいるだけでも浮足立つのに、Yahoo!という一流企業が入るオフィスに行くのはとても緊張したし、なんなら今でも入るたびに少し緊張する。守秘義務のような規約があるかもしれないので、業務内容を語るのはやめておくけど、さすが日本屈指のネットメディアという感じでとても楽しい。
「Twitterで話題になった記事を書いた人が隣にいたり…」なんていう場面もあったりして、日本の話題が作られる現場に立ち会える感じが、小さなガジェットブログを書いている人間として、とても刺激的だった。
コロナが酷くなり、完全在宅ワークになった影響で直接的にその記事が書かれている場面に出くわすことは少なくなったけど、それでも日本屈指のネットメディアで仕事をする刺激は大きい。来年は、自分も1記事くらい話題になる記事を書きたい。
夏の記憶

真夏の<吉祥寺>。みんなマスクを着けていた
「今年の夏は何してたっけ?」ってくらい本当に記憶がない。仕事も授業もオンライン、それに今年の夏は暑いだけじゃなくコロナで外に出るのも推奨されないときた!
例年ならば、夏休みは数週間にかけて学生特有の貧乏旅行をしに海外に行くことが多かった。それが、大学最後の年にできないのは残念で仕方ない。4年の夏休みに世界一周をしようと思って、JALマイルをガッポリ貯めていたのに、その計画ももちろんオジャンになった。
そんなわけで、今年は7月から9月の30℃を超える暑い期間は22℃の快適なお部屋にずっといることに。不思議なもので、気温的な刺激がないと人間って記憶にあまり残らないみたい。ボチボチと友達と遊んだりもあったけど、それも渋谷のカフェで静かにコーヒーを飲んだりとか…静かなもので「花火大会/夏フェス/BBQ」みたいな風物詩的イベントは皆無。おかげで、思い出と呼べるほどの記憶が今年は全くない。
コロナワクチンも開発されて、海外では接種も始まっているようなので、こんな夏は最後(?)になるはず。使わなかった分のお金が貯まっているので、来年こそ海外を飛び回りたいな。
旅行編

<沖縄/本部町>で撮った橋
話が少し被ってしまった。前述の通り、今年は1カ国も海外に行けずじまい…ただ、その代わりの国内旅行が盛んだった。
夏頃から始まった「GoToキャンペーン」を利用すれば、35%オフの格安料金で旅行を楽しめるっていうんだから行かないわけには行かない(使い方が分からずに12月になるまで使わなかったんだけど)。そんな理由から、いつもだったらあまり行かないであろう場所にも足を伸ばしたりした。
例えば、沖縄。いつもだったら「沖縄に行くなら、タイとかハワイに行きたい」という思考になって、この選択肢を選ぶことはなかったと思う。だけど、おかげでガッポリ貯まっていたマイルを消費することもできたし、何よりもドローンの楽しさを教えてくれたりもした。
本部町という街に滞在していたんだけど、そこで上から撮る海がすごく綺麗だった。最近、買った「Mavic Air2」を使って写真を撮っていたけど、どの写真もただただ綺麗だった。今は壁紙にして使っている。
来年は何をしたい?
来年したいことも軽くまとめておきたい。まずは動画、YouTuberになりたい。これを言うと、食い気味に「今さら稼げないよ〜」って言ってくる人が多いんだけど、別にお金を稼ぎたいわけじゃなくて純粋に動画を楽しみたい。
既にいろいろと動画は撮り溜めてあるんだけど、まだ編集できていない状態のなので、徐々に作業しつつ1月中には何本か出したいところ。
それに、軽くフリーランスを目指してもいきたい。専業で生きようとかっていうわけでは無いんだけど、写真とかブログとか自分が好きで続けているものがあるので、そこを多少お金に変えていくことができればと思う。特に写真に関しては、人との繋がりを生み出す要素があるので、これを接点に新しい人とも出会っていきたいなぁ。
面白かった映画 -陽光普照 A Sun-
初めての「台湾映画」は衝撃だった。Netflixのオススメで表示されて長らくマイリストに眠っていたこの作品。
「贖罪・愛・想い…」限られた言葉で表現するには、あまりに情報量が足りないくらいに深く感じさせるものがあった。何が良いのか分からないけど、何故かとても好き。心に刺さる本当に良い作品はだいたいそんな感じだ。

今月の写真 -三軒茶屋-

<三軒茶屋>の高架下にて
この日は、ラジオアプリで知り合った「Hide Watanabe(@sumhide)」さんという方が開催するカレーイベントに参加するために三軒茶屋に向かった。
友人と渋谷で待ち合わせをして、テクテクと歩き始いた1時間。近況や大学時代の思い出話をすれば、寒空の東京散歩も楽しいもので、これまた思い出ができてしまった。帰りは、おなじみ鳥貴族でお財布に優しい二次会を行い解散。
そろそろ大学生時代も終わってしまうけど、こんな日々を一生繰り返していたいと思う今日この頃。
まとめ: 来る。4度目の春
初めての東京。初めての一人暮らしで、桜の花びらが舞い散る大学の門をくぐったのは遥か昔。時の流れはあっという間で、もう3度目の新年が訪れようとしています。
ある人は就職したり、ある人は退学したり。花たちが芽吹くが季節もすぐに訪れるはず。そんな近い未来に自分が何をしているのかさえ分からないけど、どんな道を進んでいくのか、それを楽しみにしている自分もいるから将来は安泰です。