コスパ良の広角単焦点/SAMYANG「AF24mmF2.8」レビューと作例

カメラ

まさしく軽さは「正義」

実のところ、これまで定番の広角単焦点レンズを持っていませんでした。とはいえ、Sony Eマウント用 最高の広角レンズ。SEL1635Zレビューで紹介した「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」という、超広角の可変焦点レンズは持っていて、被写体は景色メインなのでかなり重宝はしていたのですが「F4.0固定」が厳しい。

結局、明るい広角単焦点が必要になった訳で、何となく安過ぎるから敬遠していた「SAMYANG」のレンズを購入してみました。少し気になるところはあるけれど、広角単焦点の良いところが詰まっていてお散歩レンズとして大活躍しています。

・「安い・広い・明るい・軽い・小さい」=「正義」

・たまにレンズが認識されないことがあるのは、安さ故なのかもしれない

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レビュー

SAMYANG(サムヤン)「AF24mm F2.8」とは

「サムヤン」の名前は聞いたことがあったけど、正直なところ「品質が微妙な安いレンズを売ってるメーカー」という悪めの印象を持っていました。タムロン・シグマあたりのメーカーであれば、実績もあるので安心して購入できるところですが、それ以外だとAmazonでレンズを売っている中華製のよく分からないレンズと同じイメージ。

でも、レビューも高くてレンズの種類も多く発売してるので、「失敗してもいいか」という気持ちで購入しました。実際に使ってみると、画質も十分綺麗だし最短撮影距離24cmもテーブルフォトとかにもちょうど良いくらい。

AF24mm F2.8仕様
  • 焦点距離:24mm(フルサイズ対応)
  • 明るさ:F2.8~F22
  • レンズ構成:7群7枚
  • 最短撮影距離:0.24m
  • フィルターサイズ:Φ49.0mm
  • 絞り羽根枚数:7枚
  • サイズ/重量:Φ61.8×37mm:93g
  • マウント:ソニーEマウント

いま広角単焦点レンズを欲してコレを選んだ理由

広角レンズを持っていなかったわけではなくて、Sony Eマウント用 最高の広角レンズ。SEL1635Zレビューで書いた、むしろこれより広角の「SEL1635Z」という16mm-35mmまで対応できる超広角レンズを持っていました。なのに何で新しい広角レンズを購入したかというと、理由は2点あって「デカ重い」と「明るさ」の改善のため。

 

SEL1635Z

まず、筐体が大きくて重いレンズは持ち運びが面倒だし億劫。大体15cmくらいの高さがあって日常使いのバックパックに収まらないし、500gもあるのでカメラ本体と合わせて1kgを持ち出すのには、結構な気合が必要です。とはいっても、全然無理ではないくらいであってそこまで苦でもないので、これに関しては「軽ければいいなぁ」と願うくらい。

大きいのが「固定F4.0」問題。太陽光のある昼とかの撮影であれば問題ないし、少し暗い部屋でも撮ることはできなくないレベルです。ただ、夜景を撮るとなるとF4だと対応し切れないことが多くて、ノイズが発生したり、シャープネスが低下して思い通りの写真を撮ることが不可能でした。

 

SAMYANG「AF24mm F2.8」

ちょうどそんな問題に悩んでいた頃に「ノルウェーにオーロラ撮影」にいく予定があって、そこで「一生に一度のオーロラの写真を撮り損ねたら嫌だ」ということも含めて、長年の問題であった夜景撮影をこのレンズを購入することで対処しました。

作例

※RAWで撮影して、一部Lightroomで現像してあります。

日常スナップ写真としては、良くも悪くも色の特徴は少なくて使い勝手がいいです。「The標準」といった色合いなので、RAW現像がやりやすい感じもします。

 

夜景の撮影に関しては、夜の20:00くらいの真っ暗なところを手持ちAUTOで撮影してコレくらいなので、暗所性能は十分かと思います。カメラ本体性能にも関わってくるところですが、ノイズも少なくて星空撮影も余裕そう。

手ぶれ補正のない初代α7での撮影だったのでブレブレですが、手ぶれ補正のあるカメラとの組み合わせになれば、昼から夜まで万能のレンズとして使えそうです。

 

「最短撮影距離24cm」なので、右手にカメラ・左手にモノを持って手を伸ばせば、余裕で撮影できるくらいの画角になります。テーブルフォトとなると、24mm広角の相性も良くて、テーブル一杯に乗った料理も全て収まりそう。

 

最後3枚は編集済みのもの。全て手持ちで撮影しました。拡大するとブレが確認できますが、遠くから見る分には問題ないレベルです。

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まとめ

最悪これさえあれば何でも撮れるくらいの安心感。

現状の使い道としては、「夜景撮影用」と「お散歩レンズ」ですが、その型と明るさの2つのポイントで使い勝手が良すぎて、他のレンズを喰ってる感じがあります。さすがカールツァイス 3ヶ月使ってのSEL55F18Z 実写レビュー紹介した「SEL55F18Z」とかは、流石に焦点距離が違うので大丈夫ですが、「SEL1635Z」に関しては完全にカニバリズムを起こしてます。

焦点距離は中間の「24mm」で「小型」で「明るい」。もう少し所持しておこうとは思いますが、FujiFilmのカメラが欲しくなってきたり・α7iiiが欲しくなったりしてきてるので、売却して軍資金に充てることも考えつつあります。

とにかく「安くて性能もかなり良い」ので、Eマウント用の手頃な広角レンズを探しているなら、このレンズはオススメです。防湿庫から広角レンズが何本か消える可能性がある点だけ注意して購入して下さい。

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