電気ポッドに1万円かけるのはどうかと思ったけど、毎日の満足度は高まる
BALMUDA(バルミューダ)と聞くと、浮かぶのが『高級品』の3文字。歴史が浅いながらも、デザイン製の高さなどから、ブランドを確立していて「何か1つくらいバルミューダ製品が欲しいなぁ」と思っていました。ちょうどそんな頃に、不満に感じていたのが “電気ケトル” について。
毎日インスタントコーヒを飲んでいるのですが、これまで使っていたケトルだと、注ぎ口からお湯が溢れて、テーブルが濡れてしまう。さらに、デザイン製に乏しく「新しい電気ケトルが欲しい」と思っていました。
そんな中でたまたま見つけたのが、『BALMUDA The Pot』という製品
性能が特別に高いという訳ではないけど、そのデザイン製の高さ、カッコ良さは最高クラス。
-メリット-
・デザイン性が高い
・注ぎやすい設計
-デメリット-
・容量が少ない
・値段が高い
レビュー
これまでの電気ケトル
これまで使っていたのが『DRETEC』というメーカーの電気ケトル。
3,000円程度と安かったので購入し、5年くらい使っていました。しかし、注ぎ口が平坦なため、狙ったところに注げなかったり、デザイン製が低いという理由で、最近買い換えたいと不満が溜まっていたところ。
美しい質感と仕様
黒を基調とし、洗練されたプロダクト。さすが『BALMUDA』といったような、高級感と威厳を感じられるデザイン。
ブラックとホワイトの2色が販売されていますが、カッコいいので “ブラック” の方がオススメです。
仕様詳細はここをクリック
タイトル | BALMUDA The Pot |
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本体寸法 |
幅 269mm × 奥行き 128mm × 高さ 170mm
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本体重量 |
本体 : 約0.6kg ・電源ベース : 約0.3kg
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容量 |
0.6L(リットル)
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電源 |
AC100V 50Hz/60Hz
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定格消費電力 |
1200W
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電源コード長さ |
1.3m
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素材 |
本体:ステンレス フタ、取っ手:ポリプロピレン
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安全機能 |
空だき防止機能、自動電源OFF機能
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沸騰時間の目安 |
200ml 約1分半 / 600ml(満水時)約3分
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尖った注ぎ口でお湯をこぼさない
特徴はこの尖った注ぎ口。カップに注ぐ時も溢れること無く、狙った通りに注ぎ入れることが可能です。
また、先端が切れ長になっており、湯切れが抜群。残った水が垂れ落ちることがありません。こういったちょっとした工夫が、長期的に使うとなると嬉しいポイント。
コーヒーの為にゆっくり注ぐときも、カップラーメンをつくる為に早く注ぐときも、手に取るように流速をコントロールでき、操作性が抜群。「高かったけれど、買って良かった」と感じる瞬間でした。
ネオン管。優しく灯る灯り
ハンドルの先には『電気ランプ』がついており、加熱中がここが光る仕組みです。
お湯を沸かしている間、この独特の優しくほんのりとした光が待ち時間さえも、豊かな時にしてくれます。こういったオシャレさは、流石といったところ。
このハンドルの後方に見えるのが『電源スイッチ』で、電源ベースに置いた時のみ、スイッチが入るような工夫がされていました。
洗いやすさを考えた蓋
ケトルはカルキなどでの汚れがたまりやすい一方で、洗浄がしにくいという問題がありました。でも、これなら蓋が完全取り外し式になっているので、蓋もポッド内も洗浄がこれまでより簡単になります。
また、本体と蓋の間にはパッキンがあり、しっかりと密閉されているので、隙間から蒸気もお湯も出てくることはありません。
ちょうどいい0.6L
容量は0.6Lと少なめ。しかし、カップラーメンやインスタントコーヒを作るには十分な容量です。消費電力が1200wと大きいため、沸騰時間も『200mlで約1分半・600ml(満水時)で約3分』と高速で、忙しい朝にも最適でしょう。
内側には、目盛りがあり、ここで水量を調整することも可能。目視で確認しにくいことが、少し残念なポイントではあります。
使ってみた感想
良いところ
鋭い注ぎ口が使いやすい
これまで使っていた、ケトルとは比較にならないくらいの注ぎ心地です。
先端が尖ったノズルは、水量の調整を容易にし、また湯切れが良いので、これまでの問題であった、水をこぼしてしまうということが、全く無くなりました。ちょっとしたポイントなんですが、毎日使っていると、こういった性能が嬉しい。
水量を簡単に調整できる
もちろん、一般的なケトルでも出す水量の調節はできます。でも、それが『1-10』の10段調節できるものだとすると、BALMUDA The Potは『1-50』くらい細かく水量の調整が可能なイメージ。
それも直感的に、水量を調整できるので、この様なところに “高級な” 理由を感じます。これは、使ってみないと分からない性能でしょう。
悪いところ
やっぱり値段が高いと思う
性能やデザインには、満足だけれど、唯一の不満ポイントが『値段の高さ』
アマゾンでみると、安い電気ケトルが3,000円くらいから売っていて、この製品と似たデザインのものでも、だいたい6,000円程度です。しかし、『BALMUDA The Pot』の値段はおよそ2倍の12,000円
基本的な性能にそこまで大きな差はないとして、デザイン料・ブランド料にそこまでのお金を出せるかどうかの問題。
まとめ
同じような性能で、もっと安いケトルはたくさんあります。でも、使っていて満足感を満たしてくれる製品って少なくて、それを感じさせてくれるこの製品は、その点だけでも価値があると思います。
安いものを使うのもいいかもしないけど、やっぱり、毎日・ずっと使うものであれば、それなりの金額をかけてもいいはず。