冬になると気になってくる『乾燥』なんの対策もせずに部屋の湿度が低い状態で寝ると、起きた時に喉が痛かったり、風邪の原因になったり。
そこで加湿器を買いたいとは思うんだけれども、どうせなら “オシャレ” なモノが欲しい。そこで見つけたのが『VICTSING』というメーカーのものでした。
これまで一番の悩みだった、『上から給水』にも対応する、機能が詰まった加湿器です。
-メリット-
・上から給水に対応
・おしゃれなデザイン
-デメリット-
・容器がガラスだったらもっと良かった
・加湿力が弱い
・水垢汚れが目立つ
・水が飛び散る
これまでの加湿器の問題
注水が面倒
以前、提供で頂いたAnypro 超音波式加湿器CF-2530Aという加湿器。
基本的な機能には満足していたけれど、注水のたびに「取り外して、水道に持って行って」という一連の作業がものすごく面倒くさい。
水がよく溢れる
注水のたびに取り外さなければいけない
タンク容量が3.5Lと大容量ではあるけど、満水にしても、1日に一回は再注水の作業が必要。しかも、その度に給水口から水が溢れ、色々なところに水滴が垂れる。
デザインも優れているとは言えず、徐々に新たらしい加湿器が欲しくなっていました。
レビュー
内容物
内容物: 加湿器本体(タンク3L)・タンク蓋・説明書
『これまでの加湿器の問題の解決』に加え、『もっとデザイン性が良いモノ』をという思いで購入したのが『VICTSING』というメーカーの製品
取扱説明書は日本語で書いてあるけど、中華製という事もあってか、説明書が少し残念な日本語になっていました。
麦飯石フォルター
麦飯石が入っており、取り外して洗浄も可能
この製品の特徴の一つが『麦飯石(ばくはんせき)』が入っていること。
Wikipediaの説明を見る限り “洗浄効果抜群” という訳でも無いので、オシャレな装飾くらいに受け止めるのが吉です。
鑑賞魚用に「水がきれいになる」「臭いがなくなる」といった効果を謳う商品があるが、無限に吸着するわけではなく、細孔が詰まるまでの間しか効果が持続しない。これは炭やゼオライトなどの全ての吸着剤に共通である。つまり水槽の底に敷き詰め放置するのでは意味がない。フィルターの吸着剤として「多くの水をくぐらせ、定期的に換装する」ならば他の吸着剤と同様に効果を発揮する。濾材として利用した場合は、その多孔質から生物濾過効果が期待できるが、他の濾材に比較し特に優れているという研究結果は無い。
水タンクはプラスチック製で、サイドには『MAX・MIN』の水量を示すマークが。
「ガラスだと透過性も良く、もっとオシャレなのに」とも思いますが、『値段のこと・割れた時の危険性』を考えてプラスチックで我慢。
上からの注水が可能
一番期待していたのが『上からの給水』
慣れてしまうと、以前の「タンクを外して、水道に持って行って…」は、やってられません。毎日使うものだし、多少高くても毎日快適に使えるモノを使うべき。
上からの注水はこんな感じ。
スルスルと水が落ちていき、何の問題も無く注水ができます。ミニジョウロを使えば、溢れることもなく、簡単に注水できるので、このセットが便利でお気に入りです。
画像では見にくいですが、上部の出口から勢いよく蒸気が噴出し、送風口のついた蓋は360°回転させることができるので、それで蒸気の向きを変える事が可能。
3モード搭載
下部にある、電源ボタンを1度押すたびに『ブルー: 加湿量 強・グリーン: 加湿量 中・オレンジ: 加湿量 弱』と加湿量の切り替えを行えます。
動作中にボタンを3秒以上長押しすると『睡眠モード』となり、インジケーターライトを消す事が可能。加湿は続くので、光が眩しい時などに便利な機能です。
時間経過と湿度変化

20:00 34%

22:00 38%
・湿度が全然上がらない。
20:00の湿度34%からスタートして2時間、湿度が4%上昇。
しかし、それから1日経っても、湿度が上がることはありませんでした。部屋の広さが、10畳くらいなのでこの加湿器には、広すぎるのかも知れません。
前のやつであれば、1日加湿していると60%になったりしたので『加湿力の弱さ』には残念。
良いところ・悪いところ
良いところ
デザイン性が高い
インテリアとしても優秀なくらいデザイン製が高いです。
水が透けてみえるのもオシャレで、シェルフの上に置いていると部屋がオシャレになったような印象も受けるし、ずっと眺めたくなってしまいます。
上からの注水が楽
やっぱり楽な『上からの注水』
観葉植物に水をあげるついでに注水できてしまうので、これまでのような「加湿器に水が入っていない状態」になることは無くなりました。毎日使うとなると、これくらいの手間が最低ライン。
値段も高くない
『¥5,000』という値段で、オシャレなインテリアになることも考えれば、リーズナブルな価格といえます。
悪いところ
水垢が目立つ
光に照らすと水垢が浮かび上がります。
強い照明に当たらなければ見えませんが、表面に水垢がつきにくい仕様だったらもっと良かった。
プラスチックが安っぽい
デザインが良いだけに「ガラスだったら」と考えてしまいます。
プラスチックにも良い点はありますが、ガラスの高級感があれば、もっとインテリアとしても輝いたのに。
蒸気の勢いが弱い
購入するまで分からなかったこの加湿器としては致命的な問題。
蒸気はしっかり出ているし、初期不良とかでは無さそうなのに全然部屋の湿度が上がりません。今の部屋が10畳ということを考えると、小さめな6畳くらいの部屋が適切な広さになりそう。
追記: 結論買わないほうがいい
購入から数週間使ってからの追記です。結果を先に述べれば、『購入して失敗』でした。
理由は、上記で挙げたメリットよりもデメリットが強いからです。全く加湿されないし、使っていくうちに水垢も目立つようになり、上記の噴出口から水が飛び出るという問題などもありました。
とりあえず、もうすぐ冬も終わりそうなので、今年はこれを使いますが、来年は新しい加湿器を購入しようと思います。
まとめ
デザイン製が高くて気に入っているだけに、加湿力が弱いのが残念でした。
12-18畳対応のはずなのに、湿度が全然上がらないのは、やっぱり中華製の安物だからなのか。とりあえず、今後も使ってみて、感想を追記したいと思います。