一眼で撮る動画は美しい。音声以外。そこまで使用頻度が高いわけでは無いので、カメラでの動画撮影は本体内蔵マイクを使っているんですが、その際に問題になるのが “風切り音”
「室内での撮影だったら問題無いんですが、風の強い日にそ “ゴォォォ” に出たら撮って “ゴォォォ” ます。」みたいになりがち。動画を見返したときに風切り音が入っていると映像がキレイなだけに “残念感” が強くなってしまうので、風対策をすることにしました。
しかし、本体内臓マイクに対応するマイクジャマーはなかなか売っていないので自作するしかない。とりあえずダイソーに行って、使えそうなものを探したところ、あるものを発見してそれが効果覿面(てきめん)だったので紹介します。
作り方
今回使うのは、ダイソーで売っていた “隙間テープ” です。
隙間テープにも数種類ありましたが、その中でも “起毛” のものを買いました。
他のスポンジ状のものでも性能は変わらないかもしれませんが、なんとなく “ふわふわ” している方が、マイクジャマーっぽいし、風も低減してくれるのかと思ってこれにしました。
素材はナイロンのようなもので、本物のジャマーに似た感じです。
今のところ大丈夫ですが、経年でこれが抜けてくるかもしれません。抜けてきたら追記したいと思います。

粘着テープでの接着
裏面は粘着テープになっていて、カメラに直接つけても跡残りはしなそうです。
カメラに付けるこれでマイク穴を塞ぐことになってしまうので、音声がこもって
しまわないか心配なところではあります。
僕が使っている僕が使っているSONY 初代α7では、マイクは上部側面の2カ所にあり、風の影響をダイレクトに受ける場所で、尚更に風対策が必要とされます。
写真のように以前にもマイクジャマーを作ってみようと試し、テープを付けましたが、あまり効果は感じられませんでした。
実際に付けてみると、こんな風に “本物っぽく” なりました。
しっかりモフモフしているので、効果はありそうです。
モフモフの毛が上に向かってまっすぐ伸びているので、横には毛がない状態になっていますが、風切り効果に影響はあるのか。
テスト
実際にテストをしてみました。
α7をスピーカーの前において、息を吹きかけるという形です。
息の強さにムラはありますが、大体どれくらいの効果があるかと言うのは分かるかと思います。
ジャマー無し
ジャマー有り
聞いてもらえば分かる通り、大きな効果があり
ジャマー無しと比べて明らかに風切り音が低減され、音声が聞きやすくなりました。
風切り対策としては大成功と言えるでしょう。
良いところ
¥100とかなり安い
普通に買えば、安くても ¥1000~ はするマイクジャマーが、10分の1の値段で作れたのは、かなりお得感があります。
しかも、本体付属マイクに対応するジャマーは販売されていないと思うので、それに対応できるというのも尚のこと良し。
効果的だった
値段以上に効果的だったのは言うまでも無く、しっかりと風切り音を低減できていて、これからは外での動画も怖くありません。
悪いところ
毛がとれる
現時点で、使っていてジャマーの毛が取れてくるという事はありません。
しかし、作っている過程でカットした時に、ジャマーの細かい糸が大量に発生しました。
静電気が発生して手についてくるので処理も一苦労。もし、経年で毛が取れてくるようになったら、その毛がカメラ内部とかに入って不具合に繋がる可能性もあるので心配です。
マイク穴を塞いでしまうので、多少音声がこもる
付ける以上避けようの無い事ですが、マイク穴を完全に塞いでしまいます。
それでも、音は録音されていますが、ジャマー無しに比べると集音性が悪くなったことが感じられます。
風対策が効果的なので今後も付けたままでいきますが、穴を完全に塞がないような改善が出来れば試していきたいと思います。
まとめ
RX100M3にも付けてみました。たまたま百均で見つけたものでしたが、予想以上に効果的で感動しました。
外付けのマイクだと大きくて邪魔になるし、嵩張る(かさばる)ので性能はいいのかもしれないけど使いたく無いんですよね。そこで、本体マイク用のジャマーを考えたんですが、これならば邪魔にならずに使っていけそうです。ぜひ参考にしてみてください。