“フルサイズの性能をフルに生かす為には、フルサイズ対応レンズが必須”
そんな言葉を、あるサイトで見つけて以来、多少高くとも、フルサイズ対応レンズを買わなければと思っていた。
フルサイズ対応レンズをみていると、その中でも飛び抜けてレビューの高いレンズがあった、それが、“Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA”
中学生の頃から、憧れていたカールツァイスだった。
そのブランドもあってか、7万円近くしたが、今後長い間メインレンズとして使うとして購入してみた。
レビュー
単焦点レンズ 55mmということで、そこまでレンズが長いということもないので、持ち運びにも苦はないと思う。
実際に使っていても、そこまで大変なことはない。
カメラバックはもちろん、普通のバックパックにもこのレンズを装着したカメラをさっと入れれる。
重さに関しても、標準的な重さで、カメラに装着しても1kgを切り、1日中肩にかけて移動しても、大変ということは感じなかった。
レンズ構成:5群7枚
最短撮影距離:0.5m
最大撮影倍率:0.14倍
焦点距離イメージ(mm):82.5mm(*)
フィルター径:φ49mm
大きさ:最大径φ64.4mm、全長70.5mm
質量:約281g
レンズは高級感のある金属で覆われて、サイドに付いているZEISSの青いマークが美しい
フォーカスリングはヌルヌルで、回していて心地良さすら感じる。
マニュアルモードで、α7のピント拡大モードと併用することで、すぐに細かい所にピントを合わせることできる。
実写

α7 ISO100 f8 1/125

α7 ISO125 f4 1/60

α7 ISO3200 f2.2 1/60

α7 ISO1600 f2 1/160

α7 ISO6300 f2 1/160
使った感想
自然光がたくさん入る晴天下では、ツァイスならではの高コントラストの写真が撮れる。
また、室内での写真に関しても、髪の毛一本まで細かく写し出し、満足感を満たしてくれる。
ポートレートに関しても、特に問題が無く、アマチュアレベルであれば十分なできに仕上がると感じる。
それに暗所でも、そこまでのノイズが出ることもなく、拡大しても、潰れることなくディティールが残っている。
個人的には、申し分ない写真が撮れて嬉しいとともに、カールツァイスの凄さを確認させられたレンズになった。
使いたくなる、レンズというのはこれが初めてかも知れない。
まとめ
これまで何度か、このレンズを持って旅行に行ったが、他では撮れないような素晴らしい写真をつくってくれる。
今後の旅行にも持っていくだろうし、欠かすことの出来ないレンズになっている。
また風景・ポートレート・夜景などマルチな使い方ができるということを考えると、7万円もそこまで高くはないのかも知れない。
感じた唯一欠点は、焦点距離が長いことだろう。
最短撮影距離が50cmということで、料理の撮影などには向かない。
やはり、遠くから近くの物まで、全てを撮りたいとなると、20mmくらいの単焦点レンズも欠かせない。
それを含めても、十分に値段に見合った写真が撮れるので、SONYフルサイズミラーレス機を購入した際は、このレンズを買っておけば間違いない。