ケンタッキーフライドチキンは多くの方が知っていると思いますが、カーネルサンダースが創り、全世界でチェーン展開しているフライドチキン店です。
KFCコーポレーション(KFC Corporation)は、KFCやケンタッキーフライドチキン(Kentucky Fried Chicken)のブランドで、フライドチキンを主力商品としたファストフードチェーン店を運営するアメリカ合衆国の企業である。
世界規模で展開し、世界で初めてフランチャイズビジネスを創始した。
僕は、ケンタッキーで2、3年働いていたのですが、つい最近辞めました
色々事情はあるのですが、なぜ辞めたくなったのかなど、僕の経験も含め、述べていきたいと思います。
(※あくまでも個人的感想なので、”そうなんだぁ〜”くらいで受け止めてください。)
ケンタッキーのいろいろ
仕事内容
カウンター
“お客さんの注文を聞いて、チキンを詰めて、お渡ししたり、客席の掃除” などをする仕事です。
後で述べますが、キッチンの仕事が重労働でどうしても男仕事になってしまうので、カウンターに女性が多くなっています。
ですが、男性の方も結構いますので、男だから女だからということはないです。
やはり、接客をやる上で嫌なことの一つが、理不尽だったり、変なお客さんが来ることですよね。
ケンタッキーはどちらかというと高級志向で、普通のファストフードとは若干違うところがあるので、他よりは少ないとは思いますが、そういうお客さんは来ます。
「チキンを全部食べた後に、変な味がした」とか「とにかく理不尽にキレる客」とか、ある一定数はいますけど 年に数回くらい なので、そこまで気にすることもないように思います。
むしろ変な来たら友達とかに話す格好のネタになるので、”ラッキー”くらいの気持ちでいきましょう。
キッチン
主な仕事はチキンを揚げることです。
他に、揚げる機械クッカーの掃除をしたり、チキンの解凍をしたりと、どちらかというと、やけどなどするので危険で汚く、きついです。
僕は元々はキッチンをやってたのですが、初めてやる人にはカウンターをお勧めします。
人に会わなくていいとか、接客しなくていいとかいいこともあるんですけど、それにしても最悪の条件3Kに加え、臭いの+1K、合計4Kが揃っています。
2~5時くらいのお店が暇な時とか、カウンターでは同僚の人と話していたりするんですけど、キッチンは6~8時くらいのピークに合わせてチキンを作るために、常に忙しいです。
更に人件費削減のためか知りませんけど、最初は先輩がいて教えてくれたりするんですけど、慣れて来ると、基本的にキッチンは一人なので “孤独” っていうこともあります。
話す人がいないので、たまに訪れた暇な時間も、”ボオッー”っとしてるしかありません。
そこも含めて、いいというなら構わないですけど、最後にもう1つ。
ここまで大変でも給料はカウンターと変わりません。
フライヤー
ここではポテトやカツサンドのカツを揚げたり、サンドやツイスターを作ったりなどする仕事です。
カウンターとキッチンの間にいて、状況を判断して、両方を見ながら指示を出したりするので、バイト歴2、3年くらいの人や店長など慣れている人がやっているイメージです。
基本的に慣れている人がカウンターとフライヤー両方を兼任するという形になります。
主にこの3つがケンタッキーの仕事です。
ですけど、初めての人はキッチンかカウンターかの2つから選ぶということになります。
面接の時に、どっちが良いか聞かれるので、”こっちが良い”と言ったら、だいたい希望通りになります。
バイトの待遇
研修
ケンタッキーでは、フランチャイズ店にもよると思いますが、概ね最初の10回分くらいは研修ということになり、働いている人から基本的なことを教えてもらえます。
とても詳しく、わかりやすいマニュアルがあるので “作業覚えられるか心配” っていう人でも問題なくできると思います。
この辺りはさすが世界中にあるフランチャイズで「効率的に教えられるようになっているなぁ」と感心した覚えがあります。
シフト
これもフランチャイズ店によるのかもしれませんが、2週間に一度シフトを決める形式です。
ひと月で2回と分割されているので、比較的都合に合わせて調整しやすいと思います。
研修の時は、一日3時間ほどのシフトになるので、はっきり言って楽です。(研修おわったら徐々に長くなっていきます)
また、ケンタッキーの宿命ですが12月23・24・25辺りは強制バイトです。
それで10月くらいに辞めようとする人がいるんですけど、周りの人からこいつクリスマスいやだから辞めるな。みたいな、目で見られますので、辞めるなら8月くらいまでにしましょう。(僕がそれです)
社割・まかない
僕は大学生なので、食費を浮かせようとして、飲食店であるケンタッキーで働こうとした節があります。
ですが、結論を言うと、“チキンはもらえません”
色々と理由はある様ですが、日本ケンタッキーの方針であげてはいけないみたいです。
これが辞める理由の1つになりました。
社割で、3割引で買えると言うものはありますが微妙。
まかないがもらえない、飲食店で働く理由はないように感じます。
よくある疑問
働く時の服装
制服、帽子などは貸してもらえます。辞めるときに、借りた服を返すと言う形式です。
ですが、靴は自分で購入することになります。
ローファーとかでもいいみたいですけど、業務用の靴を勧められます。
働いていて、良いこと悪いこと
良いこと
良いと思ったことは、文字通り汗をかいて働いてお金を得るということを知れたことです。
今となっては、汗をかかずに楽にお金を稼ぎたいと思いますけど、一度は経験しておいたほうがいいと思います。
また、カウンターをやっていたときに、お客さんに “ありがとう” って言われたときに、とても嬉しく感じて、その後から、僕もコンビニとかどこでも”ありがとうございます”っていうようにしました。
そういうことを知れる点で、良いことをあると思います。
悪いこと
良いこともあれば悪いこともあるように、やはり悪かったこともあります。
まず、夏のキッチンは本当に暑いです。
なのに、給料が上がることもなく、ドリンクの機械から出る水をもらえるくらいでした。
これだけでも、時給¥1,000は貰わないとやってられないです。加えて…
キッチンで、下水に流れる前の超臭い汚いグリスというものを掬って、缶に詰めないといけないということがありました。
(気になる方は、”グリストラップ”で検索して見てください。)
初めて見た時は、”まじかぁ”と思い、100回やっても”まじかぁ”と思いました。
この時点で 時給¥1,500 は貰わないとって感じです。
なんども言いますが、給料が変わるわけでもないし、何も無理してここで働かなくていいんだよなぁって思って辞めるに至りました。
ちょっとアルバイト募集サイトを見れば、ずっと高待遇で、給料も良い仕事なんてたくさんあります。
他に、たまに超性格の悪いパートのおばさんがいること。これはケンタッキーに限ったことではないと思いますが、めんどくさい。
掛け持ちはできるのか
お金を稼ぎたい大学生とかは掛け持ちバイトをやってる人なんかも結構いますよね。
僕が思うに、ケンタッキーでの掛け持ちはできると思いますけど、お勧めしません。
結構重労働ですし、終わったら疲れてます。
1週間、2週間くらいならば行けるかもしれないですけど、数ヶ月続けれるかと言ったら、僕は無理ですね。
(実際にちょっとだけダブルワークしてましたけど無理でした。)
やるなら、もっと楽で時間的にも調整のきくコンビニとか、ネットカフェとかでやったほうがいいと思います。
まとめ
人それぞれですけど、結構忙しいし疲れるし、ケンタッキーでのバイトは微妙ですね。
もっといい条件のバイトは山ほどありますよ。