受験まであと、1・2ヶ月で何としても成績の底上げをしたい。そのために 冬季・直前講習を受けようか受けないか迷っている人 はたくさんいると思います。
実際、僕もその一人だった訳ですが、結果的に冬期・直前講習を受けて 大学には受かった ので、その経験も踏まえて、本当に受けた方がいいのか、どうなのか、その辺を述べていきたいと思います。
冬期・直前講習(高校生・高卒生) | 大学受験の予備校 河合塾
講習を受けるまでの詳細や感想などは、以前書いたこちらの記事にも載っているので参考にしてみてください。
結論から言うと “受ける必要はない” です。
もちろん受けて悪いことはないですが、同時にそこまで良くない点もあるので、その理由を述べていきます。
値段が高すぎ
教科にもよりますが、大体平均して¥14,000~¥16,000くらいで、1日あたり¥3000くらいになります。
一般的に授業料といえば、だいたいこれくらいが相場ではありますが、授業の内容は、特別なことではなく、普通の授業と同じような感じです。
つまり、普通の授業にさらに課金している感じ。
もちろん、自分の志望の大学特化の授業ではありますが、それならば、志望校の赤本とか問題集を買って自分でやった方が、効率もいいし、かなり安くつきます。
授業で先生が言っていたからこそ、解ける問題なんかもあると思いますが、それを考えても、あまりにも授業料が高すぎる。
実際に志望校対策の講習を3つくらい受けましたが、力になった気はしません。
どの問題も赤本でみたような傾向の問題で「やっぱり自分でやったほうがよかったなぁ」と感じました。
授業のスピードが遅い
冬期講習・直前講習と言ったら受験まであと数ヶ月の本当に時間がない時期で、1分1秒が惜しい時期です。
そのときに勉強のために講習受ける事はまだ良いのですが、その授業はみんなに分かるように全て説明するんですよね。
つまり 自分がわかっていること も丁寧に説明されるんです。
予習して、わからないかったところを授業で聞けるというのは勉強になりますが、知っているところを説明されても「そこは分かってるんだよなぁ」と思うだけでした。
しかも、この時期に講習の多くの問題を解けなければ受かる確率は低いです。
それなら自分で問題集やってわからないところ先生に聞いた方が はるかに効率的で、安上がり です。
特に受験直前期だったら、講習受けるよりも赤本をできるだけやって傾向に慣れた方が絶対にいいと思います。
ペースメーカーにはなる
悪いところだけ取り上げてきたので、良いところも上げておきましょう。
一部の人はセンター終わった後とかに急に やる気が無くなる ってしまうんですよね。
センター試験後の束の間の解放で、本来大学入試に向けて詰め込まなければいけない時期に “ぼーっ” と時間を無駄にしてしまう人は多いはずです。
僕がその一人だったんですけど、直前講習を入れておけば、予習をしないといけないし、お金が無駄になるので講習へ行かないといけないしという事で、結果的に勉強することになります。
気が抜けているので1日勉強をやらないと、それが続いて大切な時期に何日も勉強しなかったなんて事が起きます。
気が緩む時期に、自分に喝を入れる意味での講習というのは効果的だったと思います。
しっかりしている人には関係ない事ではありますが。
まとめ
もちろん金銭的余裕がある人なら受ければいいと思いますが、講習を何も受けないで、赤本だけやってるって言うのも手だと思いますし、全然ありだと思います。
周りの人はみんな受けていて、受けないといけない空気がありますけど、結局予備校も お金儲けのため に塾生に無駄に受けさせているという面は否定できません。
今思うのは、“夏も冬も講習受けなくてもよかったな”って言うことです。
結局、プラスになった気があまりしません。一番コスパ良く、勉強になったのは自分で問題集を解くという事でした。
直前期は、10時間以上は毎日勉強していましたが、そこで大学入試の傾向をひたすら分析した事が大学合格に繋がったと思います。
これ読んでる人の中には、浪人生も現役生どちらもいると思いますけど、大学は楽しいところなんで、もうちょっと、頑張って!!